グーグルアドセンスのポリシー違反について調べていたらこんなページを見つけました。
- サイト単位の違反措置
- セクション単位の違反措置
- ページ単位の違反措置
- アカウント単位の違反措置
と違反の単位が違うようです。
今回はアドセンスのポリシー違反の単位の違いについて簡単にまとめたいと思います。
Contents
グーグルアドセンスのポリシー違反の取られ方の単位ごとの違い
グーグルアドセンスのポリシー違反は取られ方によって止まる広告の範囲が違います。
それぞれの単位によってどう違うのかまとめます。
サイト単位の違反
まずはサイト単位の違反。
これはそのままの意味で、そのサイトに掲載されているすべてのアドセンス広告の配信を停止される、ということです。
かなり重い罰ですね。
たとえばそのサイトの1ヶ月のアドセンス収入が30万だった場合、サイト単位の違反を喰らった人は収入が30万まるまるなくなります。
そのせいでグーグルのポリシー違反は怖い、とアフィリエイターたちにそれはそれは恐れられています。
サイト単位の違反を喰らった場合、いきなりサイト内の広告すべてが止まるわけではなく、「3日以内に修正してください。」と猶予期間が与えられることが多いです。
この猶予期間内に修正を行らない場合、そのサイトの広告がすべて停止されます。
ただし違反の内容によっては警告なしに一発停止されてしまうこともあります。
セクション単位の違反
次にセクション単位の違反。
セクション単位の違反は何らかのセクションに属するページ、要はカテゴリー分けしててそれをURLのセクションで区切ってる場合にそのセクション内のページの広告配信が制限されるというものです。
たとえば雑記ブログなどで一部風俗などのアダルトな内容のカテゴリーを作ってる場合に、その風俗カテゴリーに属するページすべての広告配信が停止される、というものです。
他にも電子タバコとか、オンラインカジノとか、情報商材などのポリシー違反に該当するカテゴリーがあるとセクション単位の違反を喰らいやすいと思います。
ただページをカテゴリー分けしててもURLにカテゴリーを入れてない人も多いかと思います。
こういう場合はセクション単位の違反を受けることはないでしょう。
ちなみにサイト単位と違って警告はなく、いきなり広告を止められます。
ページ単位の違反
次にページ単位の違反。
最近はページ単位の違反を取られることが多いです。
ページ単位の違反は一番軽く1ページ単位で違反を取られて広告が止まるというものです。
そのページのみ広告が止まり、他のページでは普通に広告が継続して配信されます。
数百ページとかある人だと1ページだけ広告が止まっても痛くもかゆくもないですね。
こちらも警告はなく、メールが届いた時点ですでに広告は止められています。
ちなみにサイト単位の違反やセクション単位の違反を喰らったときにはすでにいくつかのページにページ単位の違反を喰らってることもあるようです。
アカウント単位の違反
最後にアカウント単位の違反。
これは一番重い重罪を犯した場合にのみ適用される措置です。
アカウント単位での違反措置をとられた場合、グーグルアドセンスのアカウント自体が停止されます。
そしてそのグーグルアドセンスのアカウントが所有するすべてのサイトで広告が止められ、そのアカウントのアドセンスが使えない状態になってしまいます。
新しいサイトを作ってアドセンスを貼ることも許されません。
ただ、一応この措置をとられても対策を講じれば復活はできるようです。
ただし、アカウント停止の処分を受けた場合、それまでのアドセンス収入の支払いも保留され、さらには広告主への返金のため、最近のアドセンスの収益が減額されてしまう可能性があります。
違反を取られたときの対応方法
違反を取られたときの対応方法は基本的に同じです。
- AdSense アカウントにログインします。
- 左側のナビゲーション パネルで [設定] をクリックします。
- [ポリシー センター] をクリックします。
- [違反措置が適用されたサイト] で、ページ単位の違反のあるサイトを見つけてクリックします。
- 下矢印 下矢印 をクリックし、違反の詳細ビューを開きます。
- [審査をリクエスト] をクリックします。
- フォームに必要事項を入力し、[審査をリクエスト] をクリックします。
引用元:https://support.google.com/adsense/answer/7003627?hl=ja
ページ単位の場合は、違反のあったページのURLがわかるので修正が楽です。
サイト単位の場合は、どのページにポリシー違反があるかわからない場合もあるので、修正がめんどくさくなります。
ちなみに違反内容がよくわからない、違反してない自信がある、という場合は何も修正せずに再審査をリクエストしたら通る可能性もあります。
私はページ単位の違反を取られたときにこの方法で通りました。
アドセンスのポリシー違反を何も修正しないで申請したら通った話
違反があった時の修正の緊急性について
また、ポリシー違反メールがあったらすぐに対応しなきゃいけないのか、放置しても大丈夫か、という点が違反の取られ方によって変わります。
アカウント単位やサイト単位の違反の場合
これはすぐに対応しないとヤバいです。
サイト単位の場合、警告が合ってその3日後に広告が停止されるケースが多いため、広告配信を停止されたくなければ警告を受けてから3日以内の対応が必要です。
しかし3日以内にちゃんと修正できるかは結構難しいと思うのでメールが来たらその日中に1回目の修正をして再審査リクエストを送りたいところです。
2,3回やり取りが必要な場合もあるでしょうけど、グーグルの人が1日以内に返信をくれるとは限りませんので。
アカウント単位の違反の場合はすでにアカウント停止してるということなのでどうしようもないですが、アカウントを復活させるためには早急に対応した方がいいでしょう。
セクション単位やページ単位の違反の場合
こちらはすぐに対応しなくても大丈夫です。
セクション単位の違反もページ単位の違反も警告ではなく報告であり、すでに広告は止まってます。
対応が遅ければその分広告が止まってる期間が長くなりますが、ページ単位ならそこまで影響はないでしょう。
またセクション単位の場合、たぶん修正が難しいと思います。
風俗や電子タバコのカテゴリーを作ってたくさん記事を書いた場合なんかは全記事消すのは惜しいでしょうし。
この場合はそのセクションにアドセンスの広告コードが表示されないようにプラグインなどを使う必要があると思います。
しかし、これをしなくてもすでにグーグルがそのセクションにアドセンスが表示されないように制限してるのです。
ということは修正しようがしまいが、何も変わりません。
変わることはグーグルアドセンスのアカウントにログインしたときに違反しているセクションがありますなどの表示がいつまでも出続けることで気持ち悪いだけです。
なので最悪放置してしまっても問題ないでしょう。
まとめ
以上、グーグルのポリシー違反がサイト単位、ページ単位などで違う、というお話でした。
最近はほとんどページ単位で違反を取られることが多くなりました。
なのでサイト運営者にはポリシー違反を取られたときのダメージが軽くなってます。
しかしあくまでページ単位の違反が多いだけで、サイト単位の違反やアカウント単位の違反もちゃんと存在していることは忘れないようにしましょう。
油断してていきなり収益激減したと思ったらサイト単位でアドセンス止められてたなんてことがありえますからね。