ブログ初心者にとって100記事は最初の目標だと思います。
100記事書いたらアクセスが一気に増えたという人のブログ記事を読んで、モチベーションを上げて頑張って100記事書いた人もいるでしょう。
でも思ったより稼げなくてがっかりした人も多いのではないかと思います。
私も初心者のとき、100記事書いたら稼げると言われて100記事書いた割には全然稼げず、騙された気分になりました。
その理由は、昔と今とでは、ブログで稼ぐことの難易度が上がってるからです。
というわけで今回は過去の私のような後発組の初心者向けに、ブログに100記事書いたのにあまりアクセスが増えなかった時にそこからどうすべきかについてお伝えしたいと思います。
Contents
ブログに100記事書けばアクセスが増えるとは限らない
昔は100記事書けば誰でも稼げる時代だった
一昔前、私がブログを始めた2016年より前までは、100記事書いたら稼げた、という事例が多かったです。
実際昔はグーグルがサイトを評価する基準の一つに記事数があったそうです。
でも今はそんな基準はありません。
今のグーグルは量より質を重視してるからです。
今は100記事書いたぐらいじゃ稼げない人の方が多い
だから今は完全独学、またはなんらかの教材を買ってブログを始めて100記事書いただけでは稼げない、という人が多いと思います。
私は初心者時代、ブログで稼ぐ方法を教える塾に所属してたんですが、実際
私より前に始めた人は100記事以上書けば稼げた人が多く、
私と同時期の人や私より後に始めた人は100記事以上書いてもあまり稼げない人が多かったです。
つまり、ちょうど私がブログを始めた2016年以前と以降でブログで稼ぐ難易度がだいぶ変わった感じです。
理由はライバルが増えたから
なぜ私が始める前と後でブログで稼ぐのが難しくなったのか。
私が疫病神だから、ではありません(笑)
犯人はおそらく2016年に発売された某外注化アドセンスブログの王道教材です。
まぁそもそもその前からライバルは少しずつ増えてました。
「ブログ x アドセンス」というのはアフィリエイト初心者にとって非常にとっつきやすい手法であり、それを教える王道教材が2012~2013年に発売され、これが年間1000本超えのペースで売れまくってました。
さらに私が所属してたような塾などもあり、ブログで稼ぎ始める人の数はどんどん増えてたんです。
そして決定打となったのが2016年に発売された外注化アドセンスブログの王道教材。
これはあまり資金のない人でも初心者主婦ライターにライティングなどの作業を格安で依頼することで個人でも外注化で記事を量産して稼ぐ方法を教える教材です。
これにより単にライバルの数が増えただけでなく、そのライバル一人当たりが生み出す記事の数が急増。
その結果、それまで以上に、ライバル増加の影響が深刻となり、ブログで稼ぐことの難易度が急激に上がったのです。
ライバルが多ければその中で稼げるのは一握りの人だけ。
いくらキーワードは無限にあると言っても、同じような手法に取り組む人の数&一人当たりが生み出しの記事の数が多すぎれば、狙うキーワードが被ります。
グーグルの検索結果に表示されるのは1キーワード1ページに10記事だけなので、その席を奪い合い競争に勝った人だけが稼げて、勝てなかった人は稼げません。
で、その結果が、500記事書いても月1万しか稼げなかった私ですね。
また私以外にも、300記事書いても月1万行かない人とか、100記事書いても月1000円すら行かない人とかいるはずです。
このライバルが多い中でも稼ぐためには工夫が必要です。
100記事書いてもアクセスが増えない原因別の対処法
というわけでブログに100記事書いてもアクセスが増えなかった人向けに原因別の対処法を解説します。
1. キーワードを狙って記事を書くことができてない場合
まず完全独学でブログを始めた人の中には、キーワードを狙って記事を書く、という発想がない人もいるかもしれません。
キーワード選定をせずに記事を書いてる、という人ですね。
そういう人はまず基本的なSEOの仕組みと最低限のSEO対策を学びましょう。
こちらの記事にブログ初心者が最低限やるべきSEO対策をまとめたので参考にしてください。(動画もあります)
2. みんなと同じテーマで記事を書いてしまってる場合
またアドセンスの王道教材に取り組んでる人にありがちなのがみんなと同じテーマで記事を書くこと。
教材には
- こういうテーマで記事を書きましょう
- 記事ネタはここから見つけましょう
と教えてるものが多いです。
特に季節ネタを狙いましょうと書かれてる教材が多いです。
私もそうだったんですが、それで季節ネタを狙った結果、記事を書いても書いても稼げない地獄を味わうことになり、500記事書いても月1万しか稼げませんでした。
アドセンスで稼ぎたいなら季節ネタだけは絶対オススメしない理由
100記事書いても思ったよりアクセスが来てない人の中にはおそらく、私と同じようになってしまってる人は多いでしょう。
基本的にみんなおんなじテーマで記事を書いても1つのキーワードで上位表示できる記事の数は限られてるので一部の人だけ稼げて他は全員稼げないことになります。
特に後発組は不利で記事を書いても書いても圏外なので記事数の割にまったく稼げない人が多いと思います。
そういう人は
今までやってたブログは練習だったと思ってバッサリ切り捨てて、自分の得意なテーマで新ブログを立ち上げること
をお勧めします!
これを心からお勧めします。
最初に作ったブログって愛着あると思いますし、いつかアクセスが増えるはずと思って稼げないまま300記事、400記事と更新を続ける人もいますが、それは無駄な努力になる可能性が高いです。
先ほども言いましたが、私は500記事書いてもアクセスは増えず、むしろ下がりましたから。
あの時は本当に絶望しました。
なんのために500記事も書いたんだって…。
基本的に稼げないやり方で記事を書き続けても稼げないですし、ある程度の記事数を入れて稼げなかった失敗作のブログはグーグルからの評価が低いのでその後いくら質の高い記事を書いたとしてもなかなかその評価が覆りません。
その結果、せっかく質の高い記事を投稿してもその努力は報われず稼げないままに終わる可能性が高いです。
だから本気で稼ぎたいなら稼げないブログは捨てること。
で、新しくドメイン取って新ブログを立ち上げて心機一転再出発すること。
ワードプレスの初期設定とか最初はめんどくさいと思いますが、3サイトぐらい作る頃には慣れますよ。
そして基本的によほどセンスある人じゃない限り1ブログでスムーズに稼げることはないですし、月10万以上稼いでる人のほとんどは2サイト以上は持ってます。
だから本気で稼ぎたい人はめんどくさがらず、2ブログ目を立ち上げてください。
で、できれば自分の好き・得意なことをテーマにした特化型ブログをお勧めします。
ごちゃまぜブログと特化型ブログ、初心者におすすめなのはどっち?
3. ライバルに勝てずに上位表示できてない場合
次にライバルに勝ててない場合。
仮にみんなと同じテーマで記事を書いてなかったとしても、普通にブログをやってたらすでに記事を書いてる人が多いテーマ(ライバルが多いテーマ)で記事を書くことはあるでしょう。
しかし書いた記事が上位表示するには、ライバルに勝つ必要があります。
だからライバルに勝てなければまず稼げません。
SEO=書いた記事を上位表示させるための施策は、相対評価で決まります。
基本的に上に書いた最低限のSEO対策はできてる人がほとんどなのでこれができてるだけではあまり差がつきません。
ライバルが多い中で稼ぐには戦略、つまりSEOの攻略が必要です。
その攻略法を紹介した動画を載せておきます。
一応動画の内容を簡単に文章でも伝えておくと、
①ライバルが弱いキーワードを狙う
もっとも簡単なSEOの攻略法はライバルが弱いキーワードを狙うことです。
- ライバルが弱い・少ないキーワード
- ライバルが強い・多いキーワード
→上位表示が簡単
→上位表示が難しい
ので、ライバルが強い・多いキーワードを選んでしまうとなかなか稼げません。
特に初心者のうちはできる限りライバルが弱い・少ないキーワードを狙うべきです。
ライバルが弱い・少ないキーワードは
- 上位がQ&Aサイト(Yahoo!知恵袋など)や無料ブログばかりのキーワード
- タイトルにキーワードが入ってる記事がほとんどないキーワード
です。
こういうキーワードなら初心者でも簡単に上位表示できます。
初心者のうちはできるだけこういうキーワードを選び、慣れてきたら少しずつライバルが多少強くても需要の大きいキーワードにも挑戦していくことで、効率的にレベルアップできます。
②記事の質でライバルを上回る努力をする
基本的に記事の質で負けてたら上位表示は不可能です。
だから自分の記事をライバルよりも上の順位に上げたいと思ったら、そのライバルサイトの記事よりも質の高い記事を書かなければなりません。
ライバルが強ければそれは難しいので、基本的にはできるだけライバルが弱いキーワードを選ぶことが基本です。
でもそうも言ってられず、ライバルの強いキーワードで記事を書かなきゃいけないこともあるでしょう。
その場合はできる範囲でライバルサイトよりも質の高い記事を目指して書きましょう。
普通に書いても勝てないと思ったら勝てる要素を探します。
- 情報量で勝つ
- わかりやすさで勝つ
- 特定のターゲット(読者)に響く記事にする
など
初心者のうちはなかなか難しいかもしれませんが、100記事も書いたならそろそろ量から質に転換すべきタイミングです。
1記事1記事、ライバルに勝てる記事にするために記事の質を上げる努力をしていれば、自然と質は上がっていくでしょう。
③なるべく1人のユーザーが何記事も読んでくれるサイトにする
PV&滞在時間が上がるとサイト全体のグーグルの評価が上がります。
そうするとサイトが優遇されて、記事の質が同じくらいのライバルサイトと比較して上位表示がしやすくなります。
グーグルからのブログの評価が上がることをブログパワーが付くと言ったりしますが、
昔はただ記事数を増やせばのブログパワーが付くと言われてました。
でも今は記事数を増やすだけでは決してブログパワーは付きません。
500記事書いたのにアクセスが下がった私のブログがその証拠です。
ブログパワーをつける正しい方法は、なるべく一人のユーザーが何記事も読んでくれるサイトにしてPVや滞在時間を伸ばすこと。
具体的には、一つのテーマでなるべく関連記事を複数書いて内部リンクでつなぐこと。
ごちゃまぜブログを本当に完全ごちゃまぜで作ったら悲惨なことに…。
また、特化型ブログなら自然と一人のユーザーが何記事も読んでくれるサイトになりやすいので今まで雑記ブログをやってた人はこのタイミングで特化型ブログを始めるのもいいでしょう。
基本的に特化型ブログは雑記ブログと比べてブログの評価が上がりやすいので稼ぎたいならお勧めです。
4. 時期の問題の場合
次に時期の問題で稼げてないケース、というのもあります。
知ってる人も多いと思いますが、書いた記事がグーグルにインデックス(認識)されて、検索結果に上位表示されるまでには、結構時間がかかります。
その時間がどれくらいかかるかというと、大体こんな感じです。
ブログにアクセスが来るまでの期間
- トレンド・季節ネタ・ライバルが弱いテーマを狙った場合
- ロングネタ・ライバルが強いテーマを狙った場合
→3ヶ月~半年
→4か月~1年
- トレンド=流行りのネタ
- ロングネタ=流行り廃りのないネタ
です。
こちらも参考にどうぞ。
ブログのアクセスが増えるのはいつ頃からなのか?20サイトのデータを公開!
もしブログにアクセスが来ないのが時期の問題かもしれない場合、不安ですよね。
「時期の問題で稼げてないのか、他の要因で稼げてないのか」がハッキリしないので。
この場合、そのまま記事を書き続けてもいいですが、稼げない原因がはっきりするまではストップした方がベターです。
理由はそのまま記事を書き続けたあとに、時期の問題ではなくやり方が間違ってるせいで稼げなかったことが判明したときに、努力が無駄になるからです。
なので記事を追加するよりは、
- カテゴリの整理
- ナビゲーションを整える
- 内部リンクを張り巡らせる
など、PV&滞在時間アップの施策を行ってサイトの質を上げる努力をする方がまだいいです。
または思い切って新サイトを作るのもお勧めです。
ちなみに私はサイトをたくさん持ってますが、一つのサイトにこだわらず、
作っては放置、作っては放置で、どんどんサイトを作り続けました。
その結果記事を書いても書いても稼げない壁を乗り越えて、最終的に稼げるようになりました。
アクセスが来るまで待ってる間ってめっちゃ悩むんですよね。
特に初心者が一番最初に作ったブログは悩みまくりだと思います。
だからなかなか次に進めない人も多いと思いますが、「みんなと同じテーマで記事を書いてしまってる場合」のところにも書いた通り、基本的に1ブログ目でスムーズに稼げる人はなかなかいません。
1ブログ目があまり稼げなかったら、そのままずるずると1ブログ目の更新を続ける人より、早い段階で2ブログ目に挑戦する人の方がその後稼げるようになる可能性が高いです。
悩んでいろいろ改善してみたとして、その結果が出るのもまた時間がかかります。
だから結果が出るまで待ってる時間がもったいないです。
その間に2サイト目、3サイト目と作って種まきして、いろいろ試して検証していった方が効率的ですよ。
100記事書いた後にどれだけ分析&改善できるかがその後稼げるか稼げないかを分ける
基本的に今の環境だと初心者がブログを始めて100記事以上書いたところでスムーズに稼げるようになる人は少数派。
頭のいい人やセンスのいい人は別ですが、なかなか稼げない人の方が圧倒的に多いはずです。
だからブログで稼げるようになるかどうかは、この
「稼げない時期をいかに乗り越えるか」
で決まると思います。
そのためには稼げない原因をちゃんと分析してどうすればいいか考えて検証する、つまり頭を使うことが大事です。
悪い例:100記事書いても稼げなかった。じゃあ200記事書こう!300記事書こう!で500記事書いた結果…。
悪い例の典型が初心者のときの私です。
100記事書いて思ったより稼げなかったのに原因を深く考えず、数でカバーしようとして、気づいたら500記事も書いてました。
その結果、500記事書いたのにアクセスが下がりました。
途中でおかしいな、先輩と比べてアクセス少ないなと思ったときにもっとちゃんと考えるべきでした。
ちゃんと考えてPDCAを回さなきゃダメ
ブログで稼ぎたいなら手を動かすより頭を動かして戦略を考えることの方が圧倒的に大事です。
昔からこの業界には「考えるより手を動かせ」とアドバイスする人がいますが、そんなアドバイスは古いです。
基本的にブログは量より質の方が圧倒的に大事なので、1日2記事以上書く時間があったら2記事目を書くよりもいかに記事の質を上げるかや、稼ぐための戦略を考える時間に充てた方がいいです。
100記事書いても思ったより稼げなかったならPDCAを回しましょう。
- 稼げなかった
- 原因を分析して改善案を練る
- 改善案を実行してみる
- その結果を分析してさらに改善案を練る
という感じですね。
改善案の例
- ライバルが多いありきたりなキーワードばかり選んでいた
- 需要が小さすぎるテーマで記事を書いていた
- 記事の質が低く、1000字程度の記事しか書いてなかった
→ライバルがいない・弱いキーワードばかり狙って10記事書いてみる
→需要が大きめのテーマで10記事書いてみる
→記事の質を徹底的に高めて3000字くらいの記事を10記事書いてみる
クロネさんのブログ100記事講座の後半が参考になる
また、ブログに100記事くらい書いたあとの改善案として非常に参考になるのがクロネさんのブログ100記事講座。
これは100記事書く段階でも参考になりますが、この講座の後半部分は100記事書いた後のブログの改善にもかなり参考になります。
ただし、「時期の問題の場合」のところでも書いた通り、改善案を試したとして、ブログは結果が出るのが3ヶ月~半年後と遅いので、PDCAを回すのが難しいんでよね。
なのである程度改善案を試したら待ってる時間がもったいないので、さっさと新ブログを立ち上げてしまうことをおすすめします。
特に今までとやり方を大きく変えるなら思い切って新ブログを立ち上げるのがおすすめです。
理由は「みんなと同じテーマで記事を書いてしまってる場合」のところにも書いた通りで、
過去に書いたゴミ記事のせいでブログのグーグルからの評価が低くなってる可能性が高いからです。
- ゴミ記事がたくさん入った100記事のブログに質のいい記事を50記事追加した場合
- 新ブログに質のいい記事を50記事投稿した場合
→1日100PVが1日150~200PVになるだけ
→50記事で1日1000PV集まるブログに育つ
という感じで、後者の方が圧倒的にアクセスが増えやすいです。
特に今までに書いたゴミ記事の数が多ければ多いほどこの傾向が強くなります。
なので本当に稼げないブログは早めに切り捨てて、新ブログを作ることを心からお勧めします。
まとめ
以上、100記事書いてもアクセスがあまり増えてない方向けにそこからどうすればいいのかについてお伝えしてきました。
簡単に要点をまとめます。
今はブログに100記事書いたぐらいじゃ稼げない人が多い
- 昔はブログに100記事書けば稼げる人が多かった
- 今はブログに100記事書いたぐらいじゃ稼げない
理由はライバルが増えたから
100記事書いてもアクセスが増えない原因別の対処法
1. キーワードを狙って記事を書くことができてない場合
→最低限のSEO対策を学ぶ
2. みんなと同じテーマで記事を書いてしまってる場合
→自分の好きなことや得意な事にテーマを変えて新ブログを作る
3. ライバルに勝てずに上位表示できてない場合
→
- ライバルが弱いキーワードを狙う
- 記事の質でライバルを上回る努力をする
- なるべく1人のユーザーが何記事も読んでくれるサイトにする
など、ライバルが多い中で戦略的に稼ぐ(SEOを攻略する)スキルを身に付ける
4. 時期の問題の場合
→稼げない原因がはっきりするまでは記事の投稿はやめて、PV&滞在時間アップの施策を行いつつ、新ブログを作る
100記事書いた後いかに分析&改善できるかがその後稼げるようになるかを決める
ブログ初心者にとっては
まず「アドセンス審査」という壁があり、
その壁を乗り越えたら次に「100記事書く」という壁があり、
その壁を乗り越えたら次は「記事を書いても書いても稼げない壁」があるので大変だと思います。
これらの壁を超えられない人は稼げず、超えられた人だけが稼げるようになるというシビアな世界です。
まぁでもすでに100記事書いてる人は、稼げるようになるまであと一歩のところまで来てるわけです。
壁の高さとしてはアドセンス審査の壁・100記事書く壁よりも圧倒的に高いので大変ですが、本当にこの壁さえ乗り越えれば稼げるようになるので、頑張ってください!
またこちらの記事にその壁を越えるためのエッセンスを知りたい人向けに黒沢が厳選したおすすめ教材を紹介してるのでよければ参考にしてみてください。