手法

Googleアップデートで飛ばされにくいサイトの作り方

Googleアップデートで飛ばされにくいサイトの作り方

2019年3月のGoogleアップデート。

Twitterを見ていると多くの人が影響を受けたようですが、私もかなりの影響を受けました。

アドセンスで1番アクセス多くてアドセンスの収入源になってたメインサイト2つが大幅ダウンしましたからね。
 

サイト①:5000PV1300PV
サイト②:5000PV2500PV

 

なかなかに笑えないレベルのダメージを受けてます笑

他にも持ってるサイトの半分以上は大なり小なり下がりました。
 

ちなみに今回のアップデートは比較的質の高いサイトを作ってる人も影響を受けてるようです。
 


 

特に安定収入になりやすいアドセンスのサイトなのに大きな影響を受けた人が多いですね。


 

私はもうあと3~4か月でアフィリエイト引退しようと思ってたんですが…。
 

いい感じに稼げてるところで引退しようと思ってたのに、これじゃ安心して引退できません。

ってことで安心して引退できるようGoogleアップデートで飛ばされないサイトを新たに作りたいと思います。
 

100%飛ばないサイトを作るのは無理ですが、飛びにくいサイトならある程度分析したのでわかります。

その考えをシェアしますね。

そもそもGoogleアップデートでサイトが飛ぶ(アクセスが落ちる)理由

最近頻繁に起きている「コアアルゴリズムアップデート」というGoogleアップデートでサイトが飛ぶ(アクセスが落ちる)のにはYMYLEATが深く関係してると言われてます。
 

YMYLとは?

YMYLは”Your Money or Your Life”の略で、グーグルの品質評価ガイドラインの基準の1つとして追加されたものです。

YMYL
出典:Google General Guidelines
 

翻訳するとこんな感じです。
 

人の将来の幸福や健康、経済的安定、安全性に影響を与える可能性のあるページがある。

グーグルはそれらを “Your Money or Your Life” ページ、またはYMYLと呼ぶ。以下に紹介するのがYMYLページの例。
 

  • ショッピングまたは金融取引に関するページ
  • 通販での商品購入や、送金、支払いなどを行うページ(ネットショップや銀行のオンラインバンキングのページなど)

  • 投資や金融情報に関するページ
  • 投資や税金、退職後の計画、家の購入、学費の支払い、保険の購入などについてのページ

  • 健康・医療情報に関するページ
  • 健康や薬、病気や状態、メンタルヘルスや栄養についてのページ

  • 法律情報に関するページ
  • 離婚や子供の親権、遺言など、法律に関するページ

  • 市民にとって最新の重要なニュース記事または公的/公式情報
  • 政府の活動や政治、災害対応サービスや国際的な出来事などの公的機関に関する情報を含むページ

  • その他
  • 他にも多くの話題がYMYLに当てはまる可能性あり。(例:養子縁組、車の安全性など)

 

グーグルはYMYLページに対してとても厳しい評価基準を持つ。なぜならクオリティの低いYMYLページはユーザーの幸福、健康、経済的安定、安全性に悪影響を与えるからだ。
 

EATとは?

EATは最近のグーグルのアップデートで重視されてると言われてる基準のことで、YMYLとも深くかかわりがあります。

EAT
出典:Google General Guidelines
 

EATはExpertise, Authoritativeness, and Trustworthinessの略。

意味は

Expertise・・・専門性
Authoritativeness・・・権威性
Trustworthiness・・・信頼性

 

これを具体的にすると

専門性・・・特化サイトや特化ブログを優遇
権威性・・・著者に権威があるか(資格を持った人かどうかなど)を見る(企業サイト優遇)
信頼性・・・被リンクが多いサイトを優遇

 

例)

  • 医療に関するアドバイスは医療に関する専門性や認可を受けた人や組織が書くべき
  • 法律に関するアドバイスは弁護士などの資格を持った人が書くべき

 

で、どういうことかというと、
 

YMYLのジャンル(主にお金や人の命に関わるジャンル)ではEATが高いコンテンツが上位に表示されやすい
 

ということです。
 

その結果、健康系のキーワードでは病院のサイトや製薬会社のサイトが上位表示されやすい、という傾向があります。
 

そして2019年3月に行われたコアアップデートでは健康系以外でも多くのキーワードで企業サイトが上位に表示され、その分個人ブログが下がる傾向が見られました。

また最近いろんなところで言われてることですが、YMYLのジャンルは広がっていくそうです。
 

そしてグーグル公式のYMYLについての記述にも
 

・その他
他にも多くの話題がYMYLに当てはまる可能性あり。(例:養子縁組、車の安全性など)

 

例に紹介されたジャンル以外にも多くの話題がYMYLに該当する可能性があるようです。
 

で、実際に私が今回のアップデートで大ダメージを喰らったサイトのジャンルをバラすと生活トラブル系です。

たとえば「財布 落とした」とか、「携帯 なくした」とか。
 

私自身、一度海外で携帯をなくしたことがあるんですが、こういうトラブルが起きた時ってめっちゃ検索するんですよね。

だからこういうキーワードでサイト作ったらアクセス来るんじゃないかと思って作ったんです。

実際アクセス来てました。最近までは。
 

しかし。

2019年3月のアップデートで激減。
 

私がアクアス集めてた多くのキーワードは企業サイトに上位を埋め尽くされてました。
 

まさかこのジャンルが!?と思うようなジャンルですが、こんなジャンルでもYMYLに引っかかるようになってきた、ということなんだと思います。
 


 

私もこういうことなんだろうなと思ってます。

というかYMYLはそもそも基準が曖昧なので、どんなジャンルがYMYLかどうかがわからない、という感じですね。

Your Moneyはお金関係ってわかりますが、

Your Lifeは人生と生活、どっちにも訳せるので、どっちも当てはまるんだとしたら、かなり範囲広くなります。
 

実際私の生活トラブル系のサイトが落ちたことを考えると生活系キーワードもYMYLに当てはまる可能性が高そうです。

まぁ当てはまっても企業サイトが存在しなければ影響ないですが…。
 

しかし仮にどんなジャンルでもYMYLに当てはまるとしたらもはや個人アフィリエイターが稼げる領域はものすごく狭くなってしまいますね。
 


 

たまたま自分が本気で取り組んだジャンルがYMYLに引っかかったら・・・。

恐怖しか感じませんね。
 

そんな中でも個人サイトが生き残るには稼ぐにはどうすべきか。

Googleアップデートに負けずに生き残れるかは被リンクが鍵

今回のGoogleアップデートでも飛ばなかったサイトとして、多くの人が言及してるのが被リンクです。
 


 

被リンクの重要性がかなり高まったようですね。
 

しかし被リンクは自作自演しない限りコントロールが難しい…。

ホワイトだけでやってる人には厳しいです。
 

一番ベストなのは自然に被リンクが付くサイトです。

どんなサイトならナチュラルリンクが付くかというと、人に教えたくなるサイト。
 

「このサイトいいよー。」
「このサイトめっちゃわかりやすいよ。」
「このサイトが参考になるよ。」
 

などとTwitterで紹介されるようなサイトなら他人のブログやサイトからも被リンクを貼ってもらえることが多くなります。
 

実は私のブログも何度かTwitterで紹介してもらってます。
 


 

読者のためになることを考えて質のいい記事を書けば自然と被リンクが付きます。
 

しかしただ記事を書いてアップするだけだとグーグルに記事が上位表示される→読まれるまでにかなりの時間がかかる上に、そもそも上位表示できないかもしれません。

被リンクを獲得しやすくするには露出が大事なのでTwitterはやっておいた方がいいですね。
 

ちなみにSNSとブログをしっかり連動させてる人は今回のアップデートの影響を受けてない人が多いようです。


 

とはいえ、SNSもブログもやるのは結構大変。

被リンクのためにSNSをやる以外にもできることはあります。

被リンク以外の対策

1. 企業サイトがいないキーワードでサイトを作る

まずは企業サイトと戦わないこと。

現状リサーチした時に企業サイトが上位にくるテーマは論外で書かない。

さらにこれから企業サイトが上位に来るかもしれないテーマもなるべく避ける。
 

企業サイトが上位にくるキーワードだと上級者でもほぼ勝てません。

個人は個人のフィールドで戦いましょう。
 

まぁそうはいってもYMYLのジャンルはこれからどんどん広がっていく感じなので、どんなジャンルでも企業サイトにぶつかる可能性はありますけどね。

リスク分散のために複数のジャンルでサイトを作っておくしかないです。
 

2. 体験談を書く

実は私のサイトは今回のアップデートで企業サイト以外に、個人ブログに抜かれたキーワードもあります。

その抜いたサイトには体験談を書いてるサイトが多かったです。
 

体験談は読まれやすいしオリジナルコンテンツなのでグーグルに評価されやすいです。

したがってGoogleアップデートでも落ちにくいはずです。
 

実際私が今回のアップデートで落ちなかったサイトは体験談を書いてるサイトでした。
 

3. 文章にオリジナリティを出す

次に文章にオリジナリティを出すこと。

実は私のサイトの順位を抜いた個人ブログの中には、体験談がなく、2次情報しか書いてないものもありました。

しかしそういうブログは体験談でなくても文章にオリジナリティがありました。


 

書き手の顔が見える個性的なライティングは客観的に書かれた説明文よりも圧倒的に読者を惹きつけられます。

その結果しっかり読まれやすいのでグーグルの評価が上がります。
 

逆に体験談なし、文章にオリジナリティなしの長文は落ちます。

長文SEOはオワコンなのか?20キーワードを分析してみた。
 

4. サイトにオリジナリティを出す

企業サイトがいなくて同業アフィリエイターもいない。

そんなブルーオーシャンある?

って話ですが、意外とあるんですよね。
 

 

ライバルがいなければ負けようがないです。

意外と過去の自分の悩みからサイトを作ったり、こんなサイトあったらいいなと思うサイトを作ろうとするとライバル皆無の市場が見つかることがあります。
 

実は私もこのライバル皆無の市場で稼いでるサイトがあるんですが、そのサイトは今回のアップデートの影響を受けず、むしろ上がってます。
 

仮にライバルがいるジャンルでも切り口が新しいサイトもいいですね。

独自性のあるサイトは被リンクも付きやすいのでアップデートに強いサイトに育ちやすいです。

まとめ

以上、Googleアップデートで飛びにくいサイトの作り方について私がどう考えてるかを書きました。

まとめると

  1. 被リンクが付くように質のいい記事を書く&Twitterを運用する
  2. 企業サイトがいないキーワードでサイトを作る
  3. 体験談を書く
  4. 文章にオリジナリティを出す
  5. サイトにオリジナリティを出す

 

これでGoogleアップデートで飛びにくいサイトが作れます。
 

私は自分が過去に悩んだこと&こんなサイトあったらいいなで作ろうとしてるサイトの案が5個あります。

5個も作れるかはちょっと難しいところですが、今回のアップデートでかなりのダメージを受けたので、本気出して作りたいと思います。
 


 

私もアップデートの検索結果がおかしいからきっと戻るはずだと考えてた時期がありました。

健康アップデートとかユーザーは体験談を求めてるのに!って今でも思いますし。

でも待ってても何も変わらないので行動するしかありません。

きついけど頑張りましょう。