アドセンスブログをやってると、たまにあるのがこういう情報。
「外注すれば楽になりますよ。」
「外注した方が稼げますよ。」
「いつまで自分で記事を書き続けるんですか?」
外注教材を売りたい人がこんなふうに煽ってきます。
そういう言葉に惑わされて外注を始める人は多いでしょう。
でも外注すれば楽になると言うのは真っ赤な嘘。
むしろめちゃめちゃめんどくさかったので、外注=楽の真相を語りたいと思います。
Contents
ブログは外注すれば楽になるの嘘
ブログを外注すると自分は何もしなくても記事がどんどん作成されていって楽になる。
こう思いこんでる人は多いと思います。
でも実はめちゃめちゃ大変です。
というか大変でした。
実際外注化の何が大変なのか挙げてみます。
外注化のめんどくさいところ
1. ライターを普通に募集しても全然集まらない
まずめんどくさいのが一番最初にやるライターの募集です。
ライターを募集するわけですが、アドセンスブログ向けの記事を外注する場合、あまり高い単価では募集しづらいです。
高単価のアフィリエイト案件向けの記事なら1文字1円とかで募集しても外注費回収できるかもしれませんが、アドセンス向けの記事だとそんな単価で募集したら赤字になります。
なので1文字0.2円~0.3円で募集したいです。
実際、アドセンス記事の外注化を推奨してる人はたいてい1文字0.2円で募集することをおすすめしてます。
でも実際に1文字0.2円で応募がくるかっていうと、なかなかきません。
子育てみたいな、主婦が食いつきやすい案件なら0.2円でも多少応募きますが、主婦が興味なさそうな案件だと0.2円じゃまず無理ですね。
最低0.3円以上、案件によっては0.4~0.5円にしないと集まりません。
なのでライターがまともに集まるまでに単価の設定にかなり試行錯誤が必要でした。
しかも一度単価決めちゃうとすでに雇ってるライターの単価をどうするか考えなきゃいけないので安易に単価上げて募集するというのもしづらいんですよね。
ライターによっては自分のクライアントの新しい案件チェックしてたりするので単価上げて募集してるのバレますから。
外注化を勧めてる人って1記事200円でOK!とか言って外注の安さをPRしてたりしますけどこれは相当古い情報ですよ。
1記事200円なら文字数は1000文字です。
今時アドセンスで1000文字の記事じゃ稼げないので200円じゃ無理ですよ。
1000文字でも通用したのは2014年くらいまでの話です。
今は最低でも1500字以上、できれば2000字以上欲しいので
1500字以上300円
または
2000字以上400円
でもこれじゃ応募なかなかこないので実際は
1500字以上500円
または
2000字以上700円
くらいが今の妥当な金額だと思います。
1記事200円なら100記事2万円ですが、1記事700円なら100記事7万円です。
外注費もバカにならない金額になってきます。
募集が集まりやすいように募集文を工夫することで安い単価でも多少は応募者を増やすことが可能ですが、これも試行錯誤が必要です。
有料の外注教材に書かれた外注の募集文をコピペして使ってもあまり効果は期待できないですからね。
本気で応募増やすなら自分でクラウドワークスやランサーズで応募がたくさん集まってる案件の募集文を研究してそれをマネするとか、工夫が必要です。
あとは最近クラウドワークスなどに登録するライターはスマホしか持ってない率が非常に高いです。
私は正直スマホで質の高い記事を書くのは難しいと思ってます。
リサーチとかパソコンと比べてかなりやりにくいですし。
なので私はパソコンある人限定で募集してるんですが、最近の主婦ライターはパソコン持ってない人率が高すぎてスマホ可にしないとなかなか人数集めにくくなってきてます。
というわけで本当に外注化スタートのために必須のライターを集める作業からものすごくめんどくさいです。
この時点でかなりのエネルギーを消費しますね。
2. ライターの挫折率が非常に高い
ライター集めが大変という話をしましたが、大変なのはそれだけではありません。
応募してきたライターにマニュアルを渡して1記事も書いてくれずに終了。
このパターンが半分以上、いや7割くらいです。
10人募集が来ても最初の1記事を書いてくれるのは3人だけ。
そしてそこから継続して仕事をお願いできるようになるのは1人か、2人に絞られます。
だからライターを10人雇いたかったら募集の時点で必要なライターの人数は40~50人。
私は今までどれだけ工夫したり、自分から100人以上にメッセージ送りまくっても1つの案件で30人以上のライターから応募がきたことはありません。
なので1つの案件で10人くらいのライターを雇いたい、と思ってもそれが実現できたことがありません。
私は有料の外注マニュアルに書いてあった教材作成者が低単価で10人以上のライターを雇ってる人が教えるやり方をマネしたんですが、そんな人数集めることはどう考えても不可能でした。
おそらく昔と比べて今はライターがかなり集まりにくくなってます。
なので外注化の前にそもそも外注ライターを集める時点で挫折する可能性も高いです。
3. 上がってきた記事の確認&修正指示がめんどくさい
やっとのことで外注を集めたとします。
次にめんどくさいのが外注ライターから上がってきた記事の確認&修正指示です。
低単価で外注を集める場合、ライターはだいたい初心者なのでどんなにいいマニュアルを作っても最初のうちはある程度記事の修正が必要なことが多いです。
修正が必要かどうかはともかくとして、最低限上がってきた記事はちゃんと読んでマニュアル通りに書けてるかチェックする必要があります。
校正ライターを雇うことも可能ですが、校正ライターがやってくれるのは誤字脱字チェックだけです。
マニュアル通りに書けてるかどうかは自分でチェックする必要があります。
なので私は上がってきた記事の確認&修正指示は記事を外注するなら最低限必要な作業だと思います。
で、私は最初副業でブログやってたんですが、残業ない会社で定時に帰れるにもかかわらず、平日の夜4~5時間のアフィリエイト作業に使える時間がすべて外注ライターから上がってきた記事の確認&修正指示だけで終わってしまったことが結構あります。
なんだかんだいっていろんな案件で外注ライターを30人くらい雇ってたので1日に来る外注からのメッセージの数が15件くらいになってました。
これを全部処理すると平日なら1日が終わってしまうのです。
記事投稿作業を外注化してからは多少は楽になりましたが、投稿も自分でやってた時は本当に自分の時間がなくなりました。
楽になるために外注してるのに完全に逆に忙しくなってる状態でした。
外注すれば楽になる?
ふざけんな!
死ぬほどめんどくさいわ!
っていうのが私の感想です。
外注して楽になるのは外注化を始めてからかなり先の話だった
ここまで外注化のめんどくささを話してきましたが、いい外注ライターに巡り合えれば楽になるのは確かです。
優秀なライターの場合、上がってきた記事の確認をしても修正すべき箇所がほとんどないので、ざっと流し読みして、「オッケーです」と言うだけになります。
これならそこまでめんどくさくないです。
さらに記事投稿も外注化しちゃえばかなり楽になります。
あとは初心者にいかに修正がほとんどいらない記事を書かせるかです。
そのためには外注ライター用のライティングマニュアルの再現性をいかに高められるかが重要です。
私は最初外注化で稼いでるトップアフィリエイターが作った有料教材についてた外注ライター用のマニュアルをそのまま使ってたんですが、それでも結構上がってきた記事の修正が必要でした。
なので有料の外注マニュアルも3個くらい買っていいとこ取りしてみたり、改良に改良を重ねて、外注用ライティングマニュアルの再現性を高めてきました。
その結果最近では、初心者ライターでも修正がいらない記事を納品してくれることが多くなりました。
ちょっとした修正が必要なのが最初の1,2回だけであとはほぼ修正いらないのでだいぶ楽になりました。
最近だと1ヶ月で150記事くらい集まってますが、1日に外注にかける時間は2~3時間程度で済んでいます。
ここまでくるとだいぶ楽だし効率も悪くないですね。
でもここまでくるまでが地獄と言っていいくらい大変でした。
特にライター集めと上がってきた記事の確認&修正。
メッセージのやり取り。
外注初心者はこれにかなり苦労すると思います。
外注=楽というイメージでやったら100%期待を裏切られますよ。
とりあえず外注始めてから最初の3ヶ月~半年くらいは自分で記事を書くよりもむしろ大変になるくらいの覚悟はしておいた方がいいと思います。