アドセンスで稼ぐ方法の定番に季節ネタを狙ってアクセスを爆発させる、という手法があります。
PRIDEを始めとしていろんなアドセンス教材が推奨してるやり方であり、季節ネタ=稼げるネタとみんなが言ってます。
でも私は季節ネタを狙った結果大失敗しました。
その経験から、季節ネタは絶対オススメしません。
その理由を説明します。
Contents
私がアドセンスで稼げるネタの鉄板「季節ネタ」を絶対オススメしない理由
1. ライバルが多すぎて無理ゲーだから
昔はよかったんですよ、季節ネタ。
マジで稼げるネタだったんですよ。
・・・私は稼げたことないけど。
私がアドセンスブログを始めたのは2016年9月でした。
その頃にはすでに遅かったのです。
そうです。
私がブログを始めた頃にはもう季節ネタはライバルだらけのレッドオーシャンになってました。
2015年以前に始めた人は結構稼げてる人が多かったようです。
でも2016年以降はだいぶ稼げる人が少なくなりました。
理由はPRIDEを始めとする「アドセンスで稼ぐなら季節ネタを攻めましょう」と教える教材が売れまくって実践者が増えた影響だと思います。
季節ネタでアクセスが爆発するテーマはほぼ決まってます。
- 入学式
- GW
- 母の日
- 七夕
- 花火大会
- ハロウィン
- クリスマス
- 正月
- 年賀状
- バレンタイン
など
これらのキーワードはもうその主要な関連キーワードも多少ニッチな関連キーワードも含めてライバルだらけです。
まともに戦っても勝てる戦場ではありません。
そんな戦場で初心者が稼げるわけがありません。
こういうライバルだらけの戦場でも稼ぐためには
- ライバルよりとことん質のいい記事を書く(センス & 半端ない量の努力が必要)
- 需要はあるけどライバルが少ない意外なキーワードを見つける(完全にセンス)
- ライバルと切り口を変えて独自の発想で記事を書く(完全にセンス)
といったことが必要で、こんなのアフィリエイト歴3年目で現在月収50万稼いでる私ですらほぼ無理です。
もちろん初心者の頃の私には完全に無理ゲーでまったく稼げませんでした。
季節ネタのメリットはその季節が来るとアクセスが爆発することですが、ライバルが多すぎて記事を書いてもほとんど上位表示できないので季節が来てもアクセス0になるケースがほとんどです。
つまり季節ネタを狙うということはアクセス0の記事を量産することになる可能性が高いのです。
昔は季節ネタを書くことは季節が来るたびにアクセスの爆発が起こってブログパワーがついていき、どんどん稼げるようになる、という好循環が生まれるメリットがありました。
でも今季節ネタを書くことはアクセス0の記事を量産するだけなので記事を書けば書くほどブログの評価が下がっていき、どんどん稼げなくなる悪循環しか生まれません。
天国と地獄みたいな違いですね。
今からアドセンス始める人が季節ネタを狙ってアクセス爆発を狙おうと思っても逆にアクセス0の記事を量産して爆発どころかブログが冬眠状態に陥る可能性が高いですよ。
でも昔(2016年に始めた私より少し前)に始めた人は稼げたのでアドセンスを教えてる人は未だに季節ネタは稼げます!と言ってる人が非常に多いです。
彼らが言ってることは嘘じゃないです。
昔稼げたのは事実ですから。
でも季節ネタで稼げてる人を見てもマネすれば稼げるとは思わないでください。
逆にマネしたら稼げませんから。
それでも本気で
- キーワード選定
- ライバルチェック
- 記事の質を上げる
というのを一定以上の基準で行えば季節ネタでも多少は稼げるかもしれません。
でもオススメはしません。
だって仮に稼げたとしてもPRIDEなどのアドセンス教材が売れてる以上季節ネタを狙う人は減りません。
増える一方です。
最近副業が流行り出してますし、健康アップデートでサイトアフィリからアドセンスに移行する人もいるしで、アドセンスのライバルはどんどん増えています。
季節ネタはただでさえ現状すでにライバルだらけなのに今後もどんどんライバルが増えていくのです。
頭の良い人ならどうすべきかわかりますよね?
みんなが狙ってる方向とは逆を攻めるべきだということを。
2. ブログがグーグルに低品質評価される可能性があるから
実は季節ネタを攻めるとグーグルにブログを低品質評価される可能性があります。
仮に全記事自分で1000文字以上コピペ一切せず書いていたとしてもです。
理由は2つあります
2-1 季節ネタはライバルと書くことが被り過ぎるからグーグルにコピペに近いと判断される
1つは季節ネタは書くことがライバルと被りやすいことです。
季節ネタで記事を書く場合、ほとんどの人はネットでリサーチして得られた情報をまとめます。
これはみんなやってることです。
そして季節ネタというのはたいていは何かの疑問に応えたり、イベントの案内をしたりすること。
たとえば
- 母の日の由来は?
- ○花火大会の日程とアクセス
- クリスマスとクリスマスイブの違い
これらのテーマで書くことはほぼ決まってます。
こういうテーマで読者のニーズを満たす記事を書くとして、誰が書いてもほぼ同じ記事になります。
だから記事にオリジナル性が出しにくいことです。
でも稼げるからという理由でこういうキーワードは書いてる人が非常に多いです。
その結果「母の日 由来」とかで検索するとほとんど同じ内容の記事がグーグルの検索結果に何十件、何百件と並ぶことになります。
グーグルは検索結果の多様性を重視します。
ネット上にすでに多くの記事が存在してるネタで書かれたオリジナル性も低い新規記事はあまり上位表示したくありません。
そのためこういう似たり寄ったりな記事はグーグルに低品質な記事として扱われ、評価してもらえない可能性が高いです。
その結果、コピペじゃなくてもコピペと同じように低品質評価されて記事が圏外になったり、インデックスを外されたりする可能性があります。
2-2 ライバル記事に埋もれてる記事ばかり=グーグルに役に立たないブログと判断される
グーグルは低品質評価される記事ばかり書いてるブログはどう扱うでしょうか。
決していい判断はしないでしょうね。
500文字程度の芸能系記事ばかり書いてるブログはペナルティを受けることがあります。
ネット検索すればわかりますが、下克上を実践しててペナルティを受けた人は多いです。
芸能系記事ばかり書いてるブログと比べたら可能性はかなり低いですが1000文字程度の季節系記事ばかり書いてるブログもペナルティを受ける可能性がないとは言い切れません。
しかも芸能系ブログなら一瞬だけでも稼げるかもしれませんが、季節系ブログの場合、まったく稼げないのにただペナルティだけ受けて努力が全部泡になっただけだった、という非常に悲しい運命をたどる可能性があります。
というわけでライバルが多すぎる季節ネタを狙うと稼げないどころか、稼げてないのにもかかわらずグーグルのペナルティを受ける可能性まであり、デメリットばかりなのです。
3. アクセスが上がったり下がったりで精神的につらいから
季節ネタのメリットはその季節が来るたびにアクセスが爆発することです。
でもそれは逆に考えるとデメリットです。
なぜなら、その季節にしかアクセスが来ず、季節が過ぎたらその記事のアクセスはゼロまたはほぼゼロになるからです。
たとえばですが、仮にあなたが母の日関係のキーワードでたまたまラッキーで稼げたとしましょう。
普段は1日500PVしかこなかったあなたのブログに母の日の期間だけはアクセスが1日3000PVくらい来たとします。
母の日が終わりました。
あなたのブログのアクセスがガクッと下がり、1日500PVに戻ります。
多少は上がって1日600~700くらいにはなるかもしれません。
それでも、1日3000PVが一気に1000PV以下に下がるのは結構ショックです。
「大丈夫!次の季節ネタが当たればまた増えるから!」と先人たちは言います。
でもライバルだらけの今、季節ネタはそう簡単には当たりません。
母の日の次は父の日ですが、父の日も激戦区なのでなかなか当たり記事は出にくいです。
それにもし当たったとしても母の日と比べて需要が低いので当たっても母の日のときほどのアクセスはこないでしょう。
父の日を外したら次は七夕です。
七夕なんてさらに激戦区です。
そもそもネタが少ないので、ネタがライバルと被りまくります。
それでも七夕で当てようと思ったら何記事も入念に戦略立てて仕込んでおかないといけません。
それでもし七夕で当たってアクセスが爆発したとして、その爆発は何日続くか。
たった1日です。
準備してる人のアクセスが来たとしても2日~3日とか。
そしてほとんどの人は爆発なんてしません、アクセス0です。
アクセス爆発する人なんてごく一部だけですから。
その後花火大会で記事を書きまくったとしましょう。
そのうち何記事かがたまたまアクセス爆発したとしましょう。
それで夏はブログのアクセスが一気に増えて700→3000~5000PVくらいに増えたとします。
夏が終わるとこのアクセスはピタッと止まります。
夏が終わった後はアクセスが減ってまた1日700。
または夏前よりは少しは増えたとして1000PV
夏の間アクセス3000~5000PVだった人が、夏が終わったあと1000PVしかないアクセス数を毎日チェックするのはかなりつらいものがあります。
このように、アクセスが増えたり減ったりするのって精神的にかなり消耗します。
モチベーションが保てません。
季節ネタで順調に稼げてる人は季節ネタ全部当たるから季節が来るたびにアクセスが増えていきます。
でも季節ネタがライバルだらけの今の時代に全部の季節の季節ネタを毎回毎回狙って当てれる人ってなかなかいないと思います。
これができるのは相当な上級者だと思います。
普通の初心者なら当たりはずれのある季節ネタのせいで安定しないブログのアクセス数にどんどん疲弊していきます。
苦労して1記事だけ当たった!と思ったらその3日後には一気にアクセスが下がる。
そのたびに
今までの私の努力は何だったんだろう・・・
と落ち込む。
これが今の時代に季節ネタを狙ったときに起こることです。
季節に関係ないネタを扱えばブログのアクセス数は100→300→500→800→1000→1500と、少しずつですが順調に増えていきます。
でも季節ネタを扱ってるとアクセス数は100→100→2000→150→150→3000→200→200→1200→300とこんな感じで、たまたまラッキーで当たった時だけアクセスが増えて、それ以外は超低空飛行になりがちです。
どっちが精神衛生上いいかは明白ですしどっちが稼げるかも明白です。
今の時代に季節ネタを扱うとアクセスは不安定だし、外れ記事ばかりなせいで記事数の割に全然アクセスないし、壊滅的な精神状態になりやすいです。
アドセンスで季節ネタを狙った私がどうなったか?
実は私がアドセンスブログを始めた塾で教えていたのも季節ネタを狙いましょうということでした。
ぶっちゃけ私は典型的コミュ障非リア、親嫌い、年賀状書かない人間であり、ほとんどの季節ネタに何の興味もありませんでした。
でも季節ネタは稼げるってみんな言ってるし、その塾の先輩たちもみんな季節ネタで稼げてるし、稼ぐためならと仕方なく季節ネタを中心に記事を書いてました。
当時私は夢があり、稼ぎたい気持ちだけは誰にも負けないくらい強かったこと、そして残業のない派遣社員で暇だったこともあり、毎日5~8時間くらい記事書いてました。
でも記事数書いてる割に全然アクセスは増えません。
すでに説明したようにライバルが多いためです。
記事を書いても書いても圏外に埋もれるのでアクセスはゼロ記事ばかり・・・。
初心者でライバルチェックの仕方とかわからなかった私や私の周りの人(アドセンスの塾に入ってた)は記事を書いても書いてもアクセスが増えないという地獄を体験してました。
私も含めて1日1記事を毎日続けて100記事書いてもアクセス100PV行かない人とか結構いましたし、200記事くらいに増えても未だ1日100PV前後の人とかもいました。
なんでこんなに記事書いてるのにアクセス増えないんだろう・・・。
理由もわからず、毎日悩みまくりました。
1年前に始めた先輩は稼げてる人結構いるのに、なんで?
先輩が稼げたって言ってたキーワードマネしたのに、なんで?
当時はブログパワー付けるには1日1記事(ブログの更新頻度)や記事数増やすことが大事って言われてたので私は1日2~3記事ゴリゴリ更新してました。
思ったように増えないアクセス数に悶々としながらも、毎日毎日アクセスが増えもしないのにひたすら季節ネタを書き続ける。
そんな生活を7ヶ月続けた結果、なんと2ブログの合計で500記事も書いてました。
そのときメインでやってたブログは200記事くらいの段階で1日1000PVくるようになりました。
でもそこから一向にアクセスは増えませんでした。
それでもめげずに記事を書き続けた結果、そのブログの記事数は380記事くらいにまでなりました。
しかしそこで悲劇が起こりました。
なんと200記事の時より380記事のときの方がアクセスが下がったのです!
- 200記事のとき:1日1000PV
- 380記事のとき:1日500~600PV
1000PVのときですら、記事数の割にアクセスなさすぎだだからもうこのブログ諦めようかと思いつつ、めげずに頑張って180記事も更新したのに。
ただでさえ少なかったアクセスがさらに下がるなんて・・・。
その時期はたまたまグーグルのアップデートがありましたが、私のブログのアクセス数が下がったのがグーグルのアップデートとは無関係でした。
じゃあなんで下がったか?
季節ネタでアクセスを集めてたからです。
自覚はあまりなかったんですが、私のブログは200記事で1日1000PVくらいきてたとき、アクセス上位10記事中6記事くらいが冬の季節ネタだったんです。
冬が終わってこれらの記事のアクセスがほぼゼロになった結果、ブログ全体のアクセス数が下がったのです。
一応私は春向けの記事も書いてましたし、夏向けの記事も少しは書いてました。
でもそれまでの経験で季節ネタがあまりにも稼げなすぎたのでもう季節ネタはやめようと思って季節が関係ないロングネタばかり書くことに切り替えてたんです。
だから冬向けの記事と比べて春や夏向けの記事はそこまで多くは書いてなかったんです。
でもだからって全然書かなかったわけじゃないし、ロングネタは100記事以上書いてたしそのうちいくつかはアクセス来てました。
それでも冬記事のアクセスがごっそりなくなった分をカバーするには足りなかったのです。
という、冷静な分析ができたのはだいぶ後になってからでした。
200記事から380記事と180記事も増やしたのにアクセスが減ったときに私が受けたショックはかなりのものでした。
当時は毎日投稿を続けて記事数を増やせばブログパワーがついていつかアクセスが爆発するとその塾の人がみんな言ってたのでそれを信じてたんです。
なのにアクセス爆発するどころか逆に下がったのです。
当時私はなにがなんだかわかりませんでした。
すでに200記事以上入ってて投稿開始から半年以上経ってるからドメインのエイジングフィルターが原因なわけないし・・・とか無駄なことを考えてました。
しかも最後の月は私本気出してて1ヶ月で100記事書いたんです。
「これだけ書けば稼げないわけがない!」と自信満々だったんです。
だからアクセスが下がったときの私の精神的ショックは本当に大きなものでした。
燃え尽き症候群で鬱になってもおかしくないくらい落ち込みました。
私は学生時代に鬱病を経験して克服してるので大人になってからうつ病になることは絶対あり得ません。
だからなんとか耐えられましたけど、その経験がなかったら本当にうつ病になっててもおかしくなかったと思います。
ちなみに私がまったく興味のない母の日の記事は5記事書いて全部不発。全記事ほぼアクセスゼロ。
まったく興味のない父の日の記事は8記事くらい書いて超マイナーキーワードで1記事だけ1日20アクセスくらい来てそれ以外はゼロ。
興味もないのにライバル多い季節系キーワードを狙って勝てるわけないし、だからってマイナーなところ攻めれば上位表示されてもアクセスはほぼありません。
冬の季節系キーワードはたまたまいくつかヒットしてましたが、爆発なんてまったくなく、1記事だけ1日1800PVくらいの小爆発が最高で、他は全部1日10~50PV程度でした。
ブログ開始から7ヶ月で500記事書いても全然アクセスないし、記事数はめっちゃ増えてるのにアクセス下がる。
それにより、壊滅的な精神的ダメージを受ける。
普通ならアフィリエイトやめてるところです。
これがアドセンスで季節ネタを狙った人間の末路です。