ポリシー違反

アドセンスポリシー違反がページ単位に変わったのはメリットだらけだよって話!

グーグルアドセンスのポリシー違反といえばそれはそれは恐れらていました。

なぜなら

  • 一発アカウント停止
  • サイトにあるすべての広告停止

をされていたからです。
 

アカウント停止ならあなたが運営しているすべてのサイトで一斉にアドセンスがストップし、アドセンス収入が一気にゼロになります。

サイトにあるすべての広告停止したら1つのサイトのアドセンス収益が一気にゼロになります。
 

しかしグーグル様は優しくなりました。

お気づきの方もいると思いますが、ポリシー違反がサイト全体やアカウントレベルではなく、1ページ、1記事単位で取られるようになったのです。
 

でもいきなりの変更だったのでページ単位のポリシー違反がどういうことなのかわかってない人も多いと思います。

そこで今回はアドセンスのポリシー違反がページ単位とはどういうことなのか解説します!

ページ単位のポリシー違反とは?

ページ単位のポリシー違反とは、その名の通りページレベルでのポリシー違反、つまり、1記事のみのポリシー違反ということです。

そしてページ単位でのポリシー違反が適用されると、そのページだけアドセンスの表示が停止されます。
 

つまりあなたのサイトにある数十記事、もしくは数百記事ある中の1つのページだけがポリシー違反となり、広告が止まっている、ということですね。
 

これは我々サイト運営者にとっては素晴らしいシステムです。

なぜなら、ポリシー違反をしてしまったページのみでアドセンスが停止され、他のページへのアドセンスの掲載は継続されるため、ポリシー違反による収益激減、というダメージを最小限に抑えられるからです!
 

仮にそのページがほとんどアクセスないページであればそのページで広告が止まったことによる収入の減少はほぼゼロです。
 

ポリシー違反でアカウント停止されたり、サイト単位で広告を停止された人から鬼と恐れられていたグーグル様。

ついにサイト運営者に優しくなったようですね。
 

ただし、このページ単位のポリシー違反の場合、1つだけ今までより厳しくなった点もあります。
 

それはメールが来た時にはすでにその広告が停止されてることです。
 

サイト単位での違反の場合はまず警告が来て猶予期間が3日与えられ、3日以内に修正して申請が通れば広告は停止されずに済みました。

でもページ単位のポリシー違反の場合はメールがきたときにはすでにそのページの広告は止まってるのです。
 

もちろん1ページだけなのでそのページがよっぽど稼いでるページじゃない限り、大して痛くないですけどね。

ページ単位のポリシー違反レポートをもらったときの対処法

でが次に、肝心のページ単位のポリシー違反レポートをもらったらどう対処すればいいのか、について。
 

まずはグーグルからの「ポリシー違反レポートメール」を開いてください。

ポリシー違反レポートメール

そしてこのメールの一番上にある青いリンク「AdSense ポリシーセンター」をクリックします。

AdSense ポリシーセンター
 

すると

違反

違反の内容(アダルトなど)
 

ポリシー違反を含むページの例

違反のあったページのURL

 

が書かれてあり、その下に「このポリシー違反の解決方法」が書かれてます。
 

 

この説明の通りにやれば誰でも解決できるようになってます。l

グーグル様親切ですね!
 

一応具体的な解決方法2通りをここでも解説しておきます。
 

1. 修正して申請する

  1. 違反のあったページを見てそのページのどの部分が違反内容に該当するのか調べます
  2. その部分を修正または削除します
  3. 修正が終わったらページ右下の「解決済みにする」をクリックします

 

すると7~10日以内にグーグルがそのページを審査し、問題なければ広告の掲載が再開されます。
 

審査が終わるとメールでこのように知らせてくれます。

ポリシー違反再開

 

再開されるとこのように表示されます。

広告再開

 

2. そのページからAdSenseコードを削除する

もしどうしても修正したくない場合、そのページからアドセンスを削除してしまう、という方法もあります。

グーグルにとっては違反のあるページにアドセンスが表示されなければそれでいいのでそのページからのアドセンス収入はなくなってもいい、というのであれば広告コードを削除しちゃいましょう。

これも終わったらページ右下の「解決済みにする」をクリックします。
 

つまり、違反のあったページを修正するから、違反のあったページにアドセンスを貼ることを諦めてアドセンスコードを削除するかのどちらかです。
 

ちなみに私はポリシー違反してない自信があったので修正せずにそのまま「解決済みにする」をクリックしたら即日で広告の掲載が再開されました。

アドセンスのポリシー違反を何も修正しないで申請したら通った話
 

ぶっちゃけ何もせずに放置もあり

今までのアドセンスのポリシー違反の取り締まり方だと、グーグルからポリシー違反のレポートが届いたらどんな作業よりも優先で対応する人が多かったと思います。

だって何もしなければ広告が停止されて大幅に収入減となってしまいましたから。

3日以内で修正しないと広告停止という警告がきた人が多かったようですね。
 

でもページ単位のポリシー違反の場合、メールが来た時にはすでにそのページのアドセンスは止まってます。
 

違反内容を修正して広告掲載が再開されたとして、アドセンス収入は大して変わりません。

だからそのページがよっぽど稼いでるページじゃない限り、慌てて修正する必要はありません。

なんなら放置しちゃってもいいかもしれません。
 

たとえば仮にあなたがそのページがアドセンスのポリシー違反を犯していることを確信犯でやってた場合。

この場合は記事を修正したくないと思います。

わかってやってるので。
 

で、このケースの場合、本当はそのページからアドセンスコードを外すべきです。
 

でも1ページだけアドセンスコード外すのってかなりめんどくさいんですよね。

たいていの人はプラグインとかで全ページの記事上とか記事下とかに一斉に広告が出るようにしてるでしょうから。
 

PHPの知識がないと1ページだけ広告外すっていうのがなかなかできません。
 

でもページ単位のポリシー違反を犯してレポートをもらった場合、グーグルが勝手にそのページにアドセンスが表示されないようにしてくれるのです。
 

これってあなたにとって好都合じゃないですか?
 

あなたはそのページだけアドセンスが表示されないようにしたいけどできなかったわけですよね。

でもそれをグーグルがやってくれてるわけです。
 

まぁ本来であれば放置するよりも広告コードを削除してすっきりした方がいいのは事実だと思いますが、1ページだけ広告外す作業が難しい場合は放置しちゃうっていう選択肢も今のところはアリだと思います。
 

ただし、ページ単位の違反を放置するとどうなるかについてはまだデータがないのではっきりとしたことは言えません。

仮に放置したことでサイト単位で広告停止などの重い処分を受ける可能性もないとは思いますが、はっきりとは言い切れません。
 

不安!怖い!って人は頑張ってでもそのページから広告コードを削除することをおすすめします。
 

ちなみに私はメールに気づかずに数か月放置したことがあります。

そしたらなんとその後勝手に広告の掲載が再開されてました。

アドセンスのポリシー違反を放置したら勝手に取り消されてた話

 

アドセンスのポリシー違反がページ単位に変わったことによるメリット

最後に具体的にポリシー違反がページ単位に変わったことによるメリットをまとめておきます!
 

1. ポリシー違反によるアドセンス収入に影響が最小限に抑えられるようになった

1つはすでに説明した通りポリシー違反を食らっても痛くなくなったこと。

ポリシー違反で広告が止まっても1ページだけなのでサイト運営者には痛くもかゆくもなくなりました。
 

昔はちょっと違反しただけでサイト全部の広告が止まって一気に10万円以上のアドセンス収入がゼロになったり、アカウント停止されてアドセンス自体使えなくなったりしてました。

それが1ページだけで済むようになったので広告停止によるダメージが激減しています。
 

これまでアドセンスのポリシー違反にびくびくしていた人も違反になることのリスクが減ったので違反すれすれの記事とか普通に書けちゃいますね。
 

たとえば今までだったら

「これポリシー違反になるかもしれないけどどうなんだろう。怖いからやめとこう」って思って書かなかった記事がある人は書いてしまってからポリシー違反メールがくるかどうか検証するのもありでしょう。
 

2. ポリシー違反を犯したページがわかるので修正しやすくなった

次に修正のしやすさです。

以前まで、グーグルはポリシー違反を犯した人に対して、違反のあるページを教えてくれずに、違反の内容だけをメールで知らせてました。

だからどのページが違反なのかわかりづらくて修正に悩む人が多かったです。
 

人によってはえいや!とせっかく書いた記事数十記事をまとめて消しちゃったりと、もったいないことをしてる人も多かったと思います。

アドセンスのアカウントが停止されたり、サイト全体の広告が停止されれば大幅に収入源となり、大ダメージを受けるため、みんな必死だったのです。
 

しかしページ単位でのポリシー違反になってからはそんなことする必要がありません。

その理由は先ほど説明したように1ページだけの広告が止まるだけだから、というのもありますが、もう1つ大きな理由があります。
 

それは違反のあるページをグーグルが教えてくれるからです。
 

ポリシー違反レポートのメールに記載されたリンク「AdSense ポリシーセンター」をクリックするとページ単位の違反措置というあなたのグーグルアドセンスアカウント内のページに飛びます。

そこで違反のあったページのURLを確認できるのです!
 

違反内容も書かれてます。
 

だから違反があったらピンポイントでどの記事を修正すればいいかが明確にわかるのですぐに修正できます。
 

以前までだったら数百ページある記事の中からどのページが違反なのかしらみつぶしに調べていた人もいると思いますが、その手間がなくなったのです!

今からアドセンス始める人は楽でいいですね!
 

3. アドセンスのポリシー違反を放置してもよくなった

最後にコレ。

今までだったらポリシー違反を犯したらすべてのアフィリエイト作業をストップしてでもアドセンスのポリシー違反を修正する作業に全力を尽くしていたことでしょう。
 

それが放置しても痛くもかゆくもないのですぐに対応しなくてもよくなりました。

最悪私みたいに放置してたら勝手に広告が再開されてた、なんてこともありますし。
 

もうポリシー違反にびくびくしなくていいのです。

精神衛生がかなり改善したと言えるでしょう。
 

すべての違反がページ単位というわけではないので注意!

ここまでアドセンスのページ単位のポリシー違反のメリットを解説してきましたが、注意点があります。

アドセンスのポリシー違反の取り方がページ単位に変わったからといって安心はできません
 

実は今もポリシー違反の程度や量によってはサイト単位やアカウント単位で広告を停止されることはあります。

あくまでページ単位でのポリシー違反が基本にはなっていますが、全部これというわけではありません。
 

ページ単位のポリシー違反レポートに次のような記載があります。
 

サイト全体またはアカウントのレベルで発生した違反については、このレポートに含まれませんのでご了承ください。サイトやアカウントのレベルで違反があった場合は、別途メールでお知らせすることがあります。ページ単位であれサイト単位であれ、ポリシー違反がなかった部分については広告掲載が続行されます。

 

つまりアカウントレベルでの違反については今まで通りアカウント剥奪処分がされる可能性はある、ということですね。
 

ただ

「ページ単位であれサイト単位であれ、ポリシー違反がなかった部分については広告掲載が続行されます。」

ということなのですべてのページでポリシー違反をしているわけでもない限りはサイト内のアドセンスが一気に全部止まるということはなさそうです。
 

ただサイト内ほぼすべてのページがポリシー違反だったり、著作権侵害などの重い違反を犯している場合はサイト単位で広告停止されたりアカウント停止もありうるので注意しましょう。