アドセンス審査に落ちる原因で多いのが価値の低い広告枠「コンテンツの量が不十分なサイト」
少し前までは「不十分なコンテンツ」だったのが最近
価値の低い広告枠「コンテンツの量が不十分なサイト」
に変わったようです。
アドセンス審査に価値の低い広告枠「コンテンツの量が不十分なサイト」で落とされたらまず疑うのは記事数不足ですよね?
でも実は原因は記事数不足以外の部分にあるケースも多いです。
私の場合、300記事以上入ったサイトが「コンテンツの量が不十分なサイト」で落とされましたから。
そしてアドセンス審査に3記事で合格する人もいます。
アドセンス審査に記事数は関係なし!10記事未満で合格した人の情報・共通点まとめ
1000字以下の記事ばかりと、文字数が少なくても合格する人もいます。
アドセンス審査の文字数は1000字以上ではない?500字程度で受かった人の情報まとめ
したがって「コンテンツの量が不十分なサイト」は文字通りコンテンツ量が不十分だから落とされてるわけではないのです。
というわけで今回は価値の低い広告枠「コンテンツの量が不十分なサイト」の真の原因を解明したいと思います。
Contents
価値の低い広告枠「コンテンツの量が不十分なサイト」の本当の原因
まずはグーグルからどんなふうに言われるかというとこんな感じです。
1. 価値の低い広告枠(コンテンツの量が不十分なサイト)について
AdSense 広告を表示するサイトでは、ユーザーにとって価値のある情報を掲載することが重要です。それには、ユーザーの関心に沿ったオリジナルなコンテンツを提供し、自動生成されたページやオリジナル コンテンツのほとんどない不適切なページを使用しないようにします。こうした不適切なページには次が含まれますが、これらに限定されません。
- 別の情報源からテキスト コンテンツをコピーしたページ
- 別のサイトでホストされている動画を埋め込んだだけのページで成り立つサイト
- 情報としての価値がないコンテンツや自動生成されたと考えられる意味不明なコンテンツを含むサイト
- 重複コンテンツを掲載するテンプレート サイトなどの既製のウェブサイト
詳細については、AdSense プログラム ポリシー、無断複製されたコンテンツに関するヘルプ記事、Google のウェブマスター向けの品質に関するガイドラインをご確認ください。
これを見ても記事数不足が原因って感じではなさそうですね。
これだけじゃわかりにくいので解釈しますね。
別の情報源からテキスト コンテンツをコピーしたページ
これはぶっちゃけ「コンテンツの量が不十分なサイト」というより「コンテンツが複製されたサイト」の方で取り締まるべきことなんじゃないのって感じですが…。
コピペが原因なケースもあるってことですね。
別のサイトでホストされている動画を埋め込んだだけのページで成り立つサイト
これは主にYouTube動画の埋め込みのことでしょうね。
エロサイトみたいに別媒体の動画貼っただけのサイトはオリジナル性がないと判断されてそれが「コンテンツの量が不十分なサイト」で落とされるってことです。
情報としての価値がないコンテンツや自動生成されたと考えられる意味不明なコンテンツを含むサイト
情報としての価値がないコンテンツとは極端にいうと
記事タイトル:あ
本文:あ
みたいなイメージです笑
そんな記事書く人いないでしょうけど、ワードプレスの機能で自動で生成されるタグページなどがこれに該当してしまう可能性があります。
あとはたとえばカテゴリーを作ったけど1個も記事を入れてない場合とかもそのページには何もないので「情報としての価値がないコンテンツ」となってしまいます。
そういうページがないか確認しましょう。
またカテゴリーはあっても1つのカテゴリーに1記事しか入ってない場合も落ちる原因になる可能性があります。
1カテゴリー2記事以上は入れた方がいいです。
意外とこれが原因で落ちる人多いです。
例:【2018年7月】ほぼ無料で!申請から2日でGoogleアドセンス合格!
タグページも同様です。
1記事にしか設定してないタグなどがあれば削除した方がいいです。
自動生成されたと考えられる意味不明なコンテンツはそのまんまで記事の自動生成ツールを使って作られたと思われる記事が該当します。
また、削除済みの記事が404エラーになっててそれが「情報としての価値がないコンテンツ」扱いされる可能性もあります。
削除した記事がある場合は旧サーチコンソールで
- Googleインデックス
- URLの削除
- 一時的に非表示にする
- URLを入力して続行を押す
- リクエストを送信を押す
でURLの削除を行うといいです。
いずれにせよオリジナルコンテンツがほとんどないページはグーグルに価値がないと判断される可能性があります。
重複コンテンツを掲載するテンプレート サイトなどの既製のウェブサイト
これはワードプレスなら”Hello the World”や”サンプルページ”みたいな、最初から入ってる記事が原因になってる可能性があります。
ワードプレステーマによっては最初から記事が入ってる場合がありますが、それをそのまま公開してたら重複コンテンツ扱いされます。
たとえばプライバシーポリシーがテンプレートとして入ってるサイトはそれをそのまま公開したら重複コンテンツ扱いになってしまいます。
きちんと自分でオリジナル文を記入しましょう。
ちなみに私の場合は30サイト以上でプライバシーポリシーの文章は全部一緒ですが、
- 著作権関係で問題があった時の連絡先をサイトごとのお問い合わせページのリンクに変える
- プライバシーポリシーページの一番下に「日付+サイト名+管理人」を入れる
ことでサイトごとにこの2カ所だけ変えてます。
私の場合は記事がインデックスされてないことが原因だった
私の300記事超えてるブログが「コンテンツの量が不十分なサイト」で落ちた原因は投稿した記事がインデックスされてないことでした。
ずっと「コンテンツの量が不十分なサイト」で落とされてた全記事2000字以上300記事入ってるサイトですが、最近サーチコンソール見たら350記事くらいインデックスされてたので行けるかなと思って再審査申請したら合格しました。
やはりインデックスが原因だったことが証明できました。 pic.twitter.com/62xc9D4VB5
— 黒沢@アドセンスの壁 (@kurosawagon) February 11, 2019
インデックスってわかりますか?
新ドメインで新規記事を書いてもその記事はグーグルの検索結果に載りません。
なぜなら、インデックスされないからです。
インデックスとは、グーグルに記事が認識され、検索結果に載ることです。
インデックスされてる記事はたとえ検索順位が圏外だろうとグーグルの検索結果に存在する記事です。
インデックスされてない記事はそもそもグーグルに認識すらされてない=存在してないのと一緒の記事です。
自分の記事がインデックスされてるかを調べる方法は2つあります。
自分の記事がインデックスされてるかを調べる方法
①site:サイトのURLでグーグル検索
これをするとそのサイトに入ってる記事数が「約○○件」という感じで表示されます。
この数字があなたのサイトの記事数と一致すれば全記事インデックスされてる、あなたのサイトの記事数より少なければインデックスされてない記事がある、と判断できます。
ちなみに私の場合、350記事投稿してあるのに209件と表示されてるので100記事以上がインデックスされてないと判断できます。
また個別記事のURLを入れればその記事がインデックスされてるかどうかを調べることもできます。
②サーチコンソールで確認
インデックスはサーチコンソールでも確認できます。
旧サーチコンソールの場合
送信いただいたURL = インデックスに登録されたURLならOK
送信いただいたURL > インデックスに登録されたURLならインデックスされてない記事がある
新サーチコンソールの場合
インデックス>カバレッジをクリックするとこんな画面が出ます。
ここでいう「有効」がインデックスされた記事の数、「除外」がインデックスされてない記事の数と判断できます。
私のサイトの場合「クロール済み – インデックス未登録」というのが非常に多いんですが、これの対策を調べたら特に何もする必要がないそうなので何もしてません笑
ちなみにほとんどが「記事URL/feed」か「記事内画像のURL」で、インデックスされなくても仕方ないものがここに表示されてるようです。
私の場合、普通にインデックスされてるサイトでも「除外」がたくさんあるので、ここが多くても特に問題ないのかなと思ってます。
記事がインデックスされてないときの対策
インデックスされないときの対策としては
①サーチコンソールに登録してサイトマップを送信する
私はとっくにやってましたが、それでもなかなかインデックスされませんでした。
もしやってない人がいたら必ずやりましょう。
②Fetch as Googleを使う
- 旧サーチコンソールを開く
- ダッシュボードのクロールをクリック
- Fetch as Googleをクリック
- URLの末尾(https://abc.com/xxxx/)のxxxx部分を入力して取得をクリック
- ステータスの横にある [インデックスに送信] をクリック
- 「このURLのみをクロールする」にチェックを入れて「送信」をクリック
- もう一度URLを入れて取得の左横にある「PC」をクリックし、「モバイル:スマートフォン」を選択して取得をクリック
- ステータスの横にある [インデックスに送信] をクリック
- 「このURLのみをクロールする」にチェックを入れて「送信」をクリック
※「このURLのみをクロールする」のときに「私はロボットではありません」が出る場合はそこにもチェックを入れてください。
③他サイトからリンクを送る
他のサイトを持ってる人は既存の別サイトからリンクを送ることで新規サイトのインデックスが早くなります。
まぁこれは別サイトを持ってなければできないですし、無理してやる必要はありません。
私もやってないです。
④記事投稿時にpingを送る
ワードプレスの初期設定でPingを送る設定を普通はしてると思いますが、してない場合はインデックスが遅くなります。
ワードプレス管理画面で
- 設定
- 投稿設定
を押すと「更新情報サービス」とあります。
ここに「ping 最新」などでググって出てくるサイトを入れましょう。
私は2019年現在以下のサイトを入れてます。
- http://www.blogpeople.net/servlet/weblogUpdates
- http://blogsearch.google.co.jp/ping/RPC2
- http://blog.goo.ne.jp/XMLRPC
- http://ping.blogoon.net/
- http://ping.ask.jp/xmlrpc.m
- http://www.bloglines.com/ping
- http://api.my.yahoo.co.jp/RPC2
- http://ping.fc2.com/
- http://ping.gpost.info/xmlrpc
- http://wpdocs.sourceforge.jp/Update_Services
ただ私は初期設定でpignの設定はしてたのでしてても遅いときは遅いです。
⑤待つ
最後は待つしかありません。
普通新規ドメインでも3か月以内には全記事インデックスされますが、私が2018年9月に作って外注記事を大量に入れたブログは場合5ヶ月経ってもインデックスされてなかったです。
遅い場合は半年かかるかもしれません。
記事数増やしたら受かるケースもあれば受からないケースもある
ここまで記事数不足以外の原因で落とされるケースを解説してきましたが、実は本当に記事数不足が原因の場合もあります。
記事数増やして受かったケース
例1 12記事で不合格→15記事で合格
【2018年11月】AdSense不合格から15記事で再審査に合格した理由は?見本ブログも公開!
この方は単純に記事数増やしただけで受かったようです。
例2 6記事で不合格→14記事で合格
この方も単純に記事数増やしただけで受かったようです。
記事数が1~15記事くらいで「コンテンツの量が不十分なサイト」で落ちてるケースだと単純に記事数不足が原因ということもあるようですね。
逆に記事数増やしても受からない場合は受からない
とはいえ、他の所に原因があればいくら記事数を増やしても受かりません。
例1 28記事で不合格→40記事で不合格→60記事で不合格
この方は未だに受かってないようですね。
例2 69記事で不合格→70記事で合格
Googleアドセンス審査対策は不十分コンテンツとポリシーに準拠
この方は記事数70記事だけど文字数が200~600字だから落ちてる物と思ってたら
- 1000文字を超える記事を1本追加
- サイト管理者紹介ページ、プライバシーポリシーの追加
これをしただけで受かったそうです。
すでに20~30記事以上あるのに不合格な人は記事数以外の原因である可能性が高いと思います。
価値の低い広告枠「コンテンツの量が不十分なサイト」まとめ
以上まとめると
まずは記事数不足以外の原因を疑い、
- 別の情報源からテキスト コンテンツをコピーしたページ
- 別のサイトでホストされている動画を埋め込んだだけのページで成り立つサイト
- 情報としての価値がないコンテンツや自動生成されたと考えられる意味不明なコンテンツを含むサイト
- 重複コンテンツを掲載するテンプレート サイトなどの既製のウェブサイト
の対策をする
それでも落ちた場合で、1~15記事程度で落ちてる場合は記事数不足が原因かもしれないので記事数を増やす
という感じで対策するといいと思います。
記事数不足が原因じゃないのに記事数増やしても意味ないですし、記事数が増えれば増えるほど原因がどこにあるかわかりにくくなりますからね。