アドセンス審査が年々厳しくなるにつれ、審査用ブログを使う方法が流行ってます。
要はメインブログでは審査に受からないから審査用のブログを立ち上げて審査に受かり、審査に落ちたメインブログにアドセンスを貼れる状態にするというもの。
実はこれ、仕様変更があったのでもう通用しない手法ですよ。
この記事で新しいやり方教えますね。
Contents
2018年12月以降アドセンス審査用ブログは作っても意味ない
2018年12月以降アドセンスの追加サイトに関するやり方が変わりました。
変更前(2018年12月以前) | 追加サイトには審査が不要だったため、一つのブログでアドセンス審査に合格すればすべてのサイトにアドセンスが貼れた |
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変更後(2018年12月以降) | 追加サイトにも審査が必要になったため、アドセンスを貼りたいすべてのサイトに審査が必要になった |
ちなみにこの変更があったのが2018年10月頃からアナウンスがあり、正式に変更されたのは12月です。
私は複数サイトを運営してるので追加サイトを何個かアドセンス審査に出していましたが、
11月は特に審査があった形跡なく広告が貼れるようになったのに対し(グーグルから審査合格メールがこなかった)、
12月には正式な審査があり、グーグルから審査の不合格・合格メールがきました。
【最新版】アドセンスのサイト追加のやり方!審査は必要なのか?
このことから、2019年以降、これからアドセンスを始める方には「アドセンス審査用ブログ」というものは何の役にも立たないものになりました。
ちなみにこの仕様変更以前にアドセンスを貼ってたサイトに対して新たに審査が必要になることはないので古参者は安心してください。
アドセンスを複数サイトに貼る仕様変更!過去に貼ってたサイトはどうなる?
審査用ブログの意味がなくなったからには正攻法でメインサイトでアドセンス審査に合格するしかないです。
でも今でも少しだけ工夫できないこともないです。
審査用ブログは意味ないけど審査用記事はあり
それが審査用ブログではなく審査用記事を作る方法です。
- 審査用記事以外全部非公開にして審査用記事だけの状態でアドセンス審査を受ける
- 受かったら非公開にしてた記事を公開する
こういうことですね。
このやり方はグーグルを騙すようでよくないと批判をする人もいるかもしれませんが、正直に言いましょう。
審査が厳しすぎるグーグルが悪い。
アドセンス審査って本当に微妙なことが原因で落ちるんです。
アドセンス審査に落ちる原因
アドセンス審査に落ちる原因は大体決まってて以下の3つです。
- 不十分なコンテンツ
- コピペやリライト
- ポリシー違反
このうち①は比較的クリアしやすいんですけど②と③はかなり微妙なラインでも落ちる原因になります。
コピペやリライトについて
コピペしてなくてもコピペ扱いされて落とされます。
不合格理由に
価値の低い広告枠(コンテンツが複製されているサイト)
と言われたらこれが原因です。
ちなみにAdSsenseのヘルプページを見ると
価値の低い広告枠(コンテンツが複製されているサイト)について
AdSense のプログラム ポリシーに記載されているとおり、ユーザーにとって価値がほとんどないページや広告の比率が高すぎるページには Google 広告が表示されません。これには、第三者が提供するコンテンツに付加価値を付けずに、コンテンツをコピーまたはリライトしたページが含まれます。詳細については、Google のウェブマスター向けの品質に関するガイドライン(http://www.google.com/support/webmasters/bin/answer.py?answer=66361)をご覧認ください。
と書かれてます。
つまり、コピペだけでなく、リライトもダメ。
ちゃんと付加価値=オリジナル性がないとダメってことです。
いろんな人のアドセンス審査不合格記事を見るとわかりますけど、完全オリジナルで書いた記事しかない場合ですら「価値の低い広告枠」で落とされることがあるんです。
インターネット上にはありとあらゆる文章があふれているため、完全オリジナルで記事を書いていたとしても他の人と似通った文章になることは避けにくく、コピペなんて一切してなくてもグーグルにコピペ&リライト扱いされて審査に落ちることがあるんです。
ポリシー違反について
次にポリシー違反について。
ポリシー違反というのはアドセンスのヘルプページに書かれてるポリシーに違反しているということです。
このケースは不合格の理由としてはっきり「○○に関するポリシー違反がある」と言ってもらえるので比較的修正しやすいです。
アドセンスのポリシーには以下の項目があります。
詳しくはAdSense ヘルプのコンテンツ ポリシー禁止コンテンツへ。
このポリシー違反ですが、これも審査時は審査前よりも厳しく、審査に通ったあとならちょっとグレーだけど余裕でセーフみたいなものでも落ちる原因になることがあります。
つまり審査前と審査後でポリシー違反の基準が違うといってもいいくらいなんです。
審査前は厳しいのでちょっとした下ネタが「アダルト コンテンツ」扱いでポリシー違反になったり、死んだなどの表現が「危険または中傷的なコンテンツ」扱いでポリシー違反になったりします。
だからアドセンス審査前は
- リライトが疑われる可能性がある微妙な記事
- ポリシー違反が疑われる可能性がある微妙な記事
はなるべく書かないのが望ましいです。
すでに書いてた場合は審査を乗り切るまでそれらの記事は非公開にするといいです。
ただし、その記事がすでにグーグルの上位に表示されてる場合、非公開にすることで順位が落ちちゃう可能性があるのでその点には注意してください。
ちなみに「ポリシー違反が疑われる可能性がある微妙な記事」の方はそこまで慎重にならなくても大丈夫です。
なぜなら不合格のときにはっきりと「アダルト」とか「ギャンブル」とか、何の違反か教えてもらえて修正がしやすいからです。
逆にコピペやリライトの場合はどの記事がコピペ扱いされてるのか探すのが大変なので疑わしい記事はなるべく書かない方がベターです。
受かった後にポリシー違反で広告停止されたら意味なくない?
でもせっかく受かってもその後ポリシー違反で広告されたら意味ないじゃん。
という意見もあるかもしれません。
でも安心してください。
受かった後のポリシー違反はそこまで恐れる必要はありません。
なぜかというと今のグーグルアドセンスのポリシー違反はほとんどページ単位で取り締まられているからです。
これも2017年に仕様変更があって昔と変わりました。
ページ単位のポリシー違反というのは違反のあったページだけが取り締まりの対象として広告停止され、そのページ以外の全ページのアドセンス広告は通常通り配信される、というもの。
つまり、ポリシー違反を喰らってもサイト全体の広告が停止して月10万くらいの収入が一気にゼロになるってことは起こりにくいです。(昔はこれが当たり前でした。)
違反のあった1ページの広告が停止するだけなのでポリシー違反を喰らってもアドセンス収入にほとんど影響しません。
厳密には今でもサイト単位でポリシー違反を喰らい、ブログ全体でアドセンス広告が停止することもなくはないですが、よほど悪質なポリシー違反をしているサイトじゃない限りまずないでしょう。
アドセンスポリシー違反がページ単位に変わったのはメリットだらけだよって話!
昔はそれはそれは恐れられていたグーグルアドセンスのポリシー違反ですが、今は恐れるに足らず、です。
私なんてあえてポリシー違反になるかならないかギリギリのことをしてグーグルから違反メールが来るかどうかを待つ、という実験をしているくらいです。
ってことで審査に受かった後のことはあまり心配せず、まずは審査に受かることだけ考えていればオッケーです。
アドセンス審査に受かりやすい審査用記事とは?
じゃあアドセンス審査に受かりやすい審査用記事って何かっていうと、アドセンス審査中に非公開にせず、堂々と公開する記事のことです。
これをアドセンス審査に合格することに特化した記事で固めれば合格する確率がかなり高くなります。
じゃあどんな記事が受かりやすいのか。
これはある程度決まってます。
実はアドセンス審査って結構少ない記事数でも受かります。
この記事にアドセンス審査に10記事未満で受かった人の情報・共通点をまとめてますが、Twitterで調査した結果、10記事未満で合格してる人が64人もいました。
アドセンス審査に記事数は関係なし!10記事未満で合格した人の情報・共通点まとめ
その合格者全員に共有する点は
体験談中心のオリジナル性が高い記事を書いてること
でした。
文字数もそれなりに書いてる人が多かったです。(1記事平均2000字くらい)
文字数が少なすぎるのも「価値の低い広告枠」扱いされる可能性があるので注意。
自分の体験をしっかり入れたオリジナル性の高い記事はリライトと疑われにくいです。
それをグーグルの禁止コンテンツに一切関係ないテーマで書けばアドセンス審査に落ちる2大原因である
- コピペ&リライト
- ポリシー違反
をクリアできます。
ここさえクリアしてて、他は基本的なことができてればほぼ受かります。
基本的なことはたとえば
- カテゴリー未分類をなくす
- Hello the worldをなくす(私はこれが原因で一度落ちました笑)
- no imageをなくす
など。
あとは
- サーチコンソール&グーグルアナリティクスに登録
- XMLサイトマップの送信
はした方が記事がグーグルにindexされやすくなり、有利です。
(してないと新規サイトは記事がindexされず、ないものとして扱われることで不十分なコンテンツ扱いされる可能性あり)
またオプションですが
- プライバシーポリシーの設置
- お問い合わせページの設置
はしていた方がサイトの信用性が上がり少し有利になります。
また
- グローバルナビゲーションの設置
- プロフィールの設置
はしていた方がサイトの見栄えが良くなり少し有利になります。
疑わしい記事全部非公開にして上記に書いたような基本的なことはやりつつ、オリジナル性の高い記事10記事程度で固めて審査に出せばたいていは受かると思います。
まとめ
以上、アドセンスの審査用ブログについて、
- 2018年12月以降アドセンスの仕様変更によりアドセンス審査用ブログで審査に受かってメインブログにアドセンスを貼る方法は通用しなくなった
- 審査用ブログは意味ないけど多くの記事を非公開にして審査用記事だけで審査に通す方法はあり
- 審査用記事としてふさわしいのはグーグルの禁止コンテンツに一切関係ないテーマで書いた体験談中心のオリジナル性が高い記事
ということでした。
アドセンス審査は厳しいですが、実は少ない記事数で受かる、という意味ではそんなに難しくないとも言えます。
アドセンス審査に記事数は関係なし!10記事未満で合格した人の情報・共通点まとめ
またこの方法で審査に受かるのは邪道だという人もいるかもしれませんが、アドセンス審査が厳しすぎるのである程度仕方ないことかと思います。
ちゃんと自分でオリジナル記事を書いてるのに審査に10回以上落とされる人とかいっぱいいますからね。
でもまぁまずはこんなことせず、堂々と審査を受けてみればいいです。
それで落ちた時に何が原因か考えて、落ちる原因になってる可能性が少しでもある記事を削除する目的で、ほとんどの記事を非公開にして公開する記事を審査に受かりやすい記事だけで固めるというやり方は今後定番になるんじゃないかなーと思います。
ってことでこの記事がアドセンス審査に受かるための役に立てれば幸いです。